遺言書とは何か
遺言とは、人が自分の死後のために残す、最後の意思表示です。
万が一に備えて、自分の意思を明らかにしておけば、家族間のトラブルを避けることができます。
遺言の内容はどんなことを書いたらいいの?
遺言は、遺言者の最後の意思表示を実現させるものなので、基本的に何を書いてもかまいません。
ただし、法律効果をもつ事項と、法律効果をもたない事項があります。
遺言の効果として認められるもの
- 財産の処分
- 相続人の相続分の指定
- 祭祀財産の承継者の指定
- 遺産の分割方法の指定
- 未成年の子の後見人および後見監督人の指定
- 遺言執行者の指定
- その他の事項(推定相続人の廃除・子の認知・遺産分割の禁止など)
遺言の効果として認められないもの
- 家族みんなで仲良く暮らしてください・葬式は盛大に行ってほしい等のメッセージ
上記のようなメッセージは法的効果はないものの、遺言書を手にする家族の心に残る大切なメッセージとなります。
遺言書の最後に「付言事項」として記載することをお勧めします。
遺言書は、満15歳未満の人・認知症等で判断能力がない人が書いた場合は無効になってしまうので、要注意です!